当社の不動産ESGに係る取組について（「社会的インパクト不動産」に係るKPIリストを策定しました）

当社では不動産ESGに係る取組を推進していますが、この度当社は株式会社三菱UFJ銀行と共に、不動産へのESG投融資における社会的インパクトの特定および測定のためのKPI [1] リスト（以下、本リスト）を策定しました。

不動産へのESG投融資の規模は年々拡大しており、「不動産」には、ヒト、地域、環境を巡る様々な課題解決に取り組むことで社会的な変化・効果が認められる「社会的インパクト」を創出していくことが期待されています（「社会的インパクト不動産」）。

本リストでは、不動産分野におけるポジティブ・インパクトおよびネガティブ・インパクトに関する100以上の具体的なKPIを設定しており、「社会的インパクト不動産」への投融資検討に資することを目的として策定したものです。

本リストについては、ESG関連コンサルティングで豊富な知見を有するCSRデザイン環境投資顧問株式会社 [2] 発行の意見書において、国連環境計画・金融イニシアティブ（UNEP FI [3] ）が策定した「ポジティブ・インパクト不動産投資フレームワーク」 [4] や「インパクト・レーダー」 [5] を参考にし、国土交通省が策定した「『社会的インパクト不動産』の実践ガイダンス」 [6] に則していることの確認を得ております。（詳細につきましては、末尾をご参照ください。）

本リストにおけるKPIは「社会的インパクト不動産」に係る投融資検討だけではなく、鑑定評価や建物調査、認証等においても考慮される項目として、将来的に適用範囲が広がっていくものと考えています。

当社はこれからも持続可能な社会のため、社会課題及び環境課題等の解決に向けて関係各社と連携して活動してまいりたいと考えております。

株式会社三菱UFJ銀行によるKPIリスト策定に係るリリースはこちら

CSRデザイン環境投資顧問株式会社による意見書はこちら

[1] KPI ： Key Performance Indicator（重要評価指標）の略。

[2] 「CSRデザイン環境投資顧問株式会社」は、不動産投資・運用におけるESGに関する助言業務や環境不動産・サステナブル金融に係る国内外の政策・投資家動向についての調査研究業務を行う独立系のコンサルティング会社。国内外の不動産業界におけるESG動向に精通している。

[3] 「UNEP FI」の詳細についてはこちら。

[4] 「ポジティブ・インパクト不動産投資フレームワーク」の詳細についてはこちら。

[5] 「インパクト・レーダー」の詳細についてはこちら。

[6] 「『社会的インパクト不動産』の実践ガイダンス」の詳細についてはこちら。

【KPIリストのイメージ】

【KPIリスト活用イメージ（証券化スキームでの社会的インパクト不動産投融資）】