TEAM

大和不動産鑑定の現場から

CASBEECASBEE

三井薫

審査部
CASBEE不動産評価員
CASBEEウェルネスオフィス
評価員

三井 薫KAORU MITSUI

平成31年入社

― CASBEE評価認証業務について

資産ソリューション部はCASBEE評価シートを作成するコンサルティング業務、審査部はCASBEE評価認証機関として申請された建築物の認証審査業務を行っています。
私が所属する審査部では、認証審査業務を行うと共にCASBEE評価の基準や考え方について検討を行い、評価認証機関としてお客様から信頼される審査を行うことを常に心がけながら日々業務を行っています。

― CASBEE評価認証機関としてお客様と接する際に心がけていることは?

私がお客様に環境認証制度のご説明に伺う際には、まず全体像を把握していただくために敢えて始めはあまり細かな話はしないように心がけています。

環境認証制度に関してはESG配慮やSDGsに関する取組みとして広まりつつありますが、具体的な制度内容や認証取得までの流れについてはご存じない方もまだ多くいらっしゃると感じます。

まずは全体像を把握していただいた上で具体的な話に移るよう心がけています。
また、環境認証制度について理解が深いお客様に対しては、話をする中で具体的にどういった部分に疑問を持たれているかを考えた上でご説明する様に努めています。

三井薫

― 環境認証制度の動向について

環境認証制度には様々な認証ツールがありますが、大和不動産鑑定ではCASBEE-不動産、CASBEE-ウェルネスオフィスの業務を行っています。
CASBEE-不動産は既存建築物の総合的な環境性能に関する認証ツール、CASBEE-ウェルネスオフィスはオフィスで働く人の健康性・快適性に関する認証ツールとなります。特にCASBEE-不動産の認証取得件数は年々増加傾向にあります。
CASBEE-不動産は4つの用途に関して評価を行うことができますが、認証件数を用途別に見るとオフィス・物流施設の認証取得増加が著しい状況で、2021年に集合住宅が評価可能な用途として追加されたことで、今後は集合住宅においても認証取得件数が伸びてくることが考えられます。