TEAM
大和不動産鑑定の現場から海外不動産OVERSEAS REAL ESTATE
国際事業部
佐藤 亜莉紗ARISA SATO
平成24年入社
― 海外不動産チームとはどのような仕事をしているのですか?
日本から海外不動産へ、海外から日本不動産へという方向の2つの側面でお客様へのサポートを提供しています。
日本から海外不動産へは、海外進出をしようとされている、またはすでにされている企業の方々に向けて、現地の提携会社とのネットワークを用いて、日本の鑑定基準や慣習と照らし合わせながら情報提供や鑑定書の発行を行っています。海外不動産を取り巻く環境は各国の慣習による独特なものが多く、そのルールも様々です。その慣習やルールが、合致しているとは限りませんので、それらのギャップを埋める作業が必要になります。
海外から日本不動産へというところでは、海外のお客様に日本のローカルな情報を提供する立場として活動しています。
日本から海外不動産へのケースと同様の考え方です。
海外では特段問題がなかったり、当たり前となっていたりすることも、日本ではそうではないことが多々あります。海外と日本のギャップを埋めるローカルスタッフとして機能できる体制を整えております。
― チームの活動状況を教えて下さい。
鑑定評価書の発行から、マーケットレポートを作成する市場調査まで、お客様のプロジェクトの段階に合わせて必要なサービスを提供しています。定型的な業務というよりは、その都度お客様のお悩みやご要望を伺いながら、カスタマイズで対応させていただいています。
鑑定評価書の発行はもちろん、開発期の国々では、その国や地域の市場調査からご依頼いただくこともあります。
このように、お話を伺いながら、お客様が何を求めて依頼されているかを明確にし、最大限お役立ちできるサービスを提供できるよう心掛けています。
また最近では、建物調査や環境調査を含む、包括的なデューデリジェンス調査が求められる機会も多く、社内の各部門が協業で取り組む事例も増えてきています。
このように、時流の変化に応じてお客様のご要望も変化していることを感じます。例えば、コロナ禍、情報の透明性やSDGsなど次々にトレンドは移り変わりますが、私たちが提供するサービスも時流の変化に合わせて柔軟に変化していくものだと考えています。その変化に対応できるよう、チーム全体で収集した情報を蓄積することはもちろん、他部門や専門チームと協業できる弊社の環境を生かしながら活動しています。
お客様にとっても国を越えての業務は様々なハードルや悩みがあると感じますが、私たちの活動を通して、いつでも相談できる良きパートナーとして私たちを捉えていただけたら嬉しいです。