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「不動産ESG と不動産価格」に関するアンケート2025年を公表いたしました

「不動産ESG と不動産価格」に関するアンケート2025年を公表いたしました。

 

不動産分野におけるESG への取り組みが物件に与える影響について、アンケート調査を実施し、
ご協力いただいたアンケートの結果をもとに、レポートを作成いたしました。

 

【調査結果の概要】
・不動産分野におけるESGへの取り組みが物件に与える影響について、アンケート調査を実施した。
・環境認証を取得することで、未取得の標準的な物件と比較して、現在の賃料収入・稼働率は変わらないが、5年後・10年後の将来ではプラスの影響があると考える回答者が多くなった。
・現在の修繕更新費に対しては、約5割が影響はないとした。一方、約3割が増加すると回答しており、設備更新等に伴う維持コストが増加すると考える回答者が一定数いることがわかった。水道光熱費においても、約半数が影響はないとしたが、約4割が低下すると回答しており、認証取得によるメリットも考えられる。
・キャプレートに対する影響では、現在では約8割が影響なしと回答した。将来においては、環境認証を取得することで低下すると考える割合が増加しており、5年後では約5割が、10年後では約6割が キャプレートに対してマイナスの影響があると回答している。
・環境認証を取得しないことによるリスクについても調査を行った。その結果、現在の賃料収入・稼働率に対しては、約9割の回答者が影響なしとした一方、将来的には未取得物件に対してはマイナスの影響があるとした回答が増加した。
・環境分野のほかに、社会的インパクト投資についても調査を行った。不動産価格に影響を及ぼすと考える項目では、「自然災害等への備え」が最も多くなり、次いで「利便性の高い環境の実現」、「防犯へ配慮」の順で回答が多くなった。さらに、社会的インパクト投資によって不動産価値が下がると考える回答者はみられず、将来になるほど価格に対してプラスの影響があるとした回答者が多くなった。
・本調査では、総じてESGへの投資は現在では物件に与える影響はないと考える割合が多いものの、将来的には物件に対してプラスの影響を与えると考える回答者が多いことがわかった。

 

 

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