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「不動産市況レポート2024年Q3期」を公表いたしました
「不動産市況レポート2024年Q3期」を公表いたしました。
【サマリー】
・不動産鑑定問合せ件数・回数は2023年3Qから2024年1Qにかけて落ち着きがみられたものの、2024年2Qは増加傾向にある。
・7月の金融政策決定会合では、政策金利が0.25%程度に引き上げられる追加の利上げが決められた。さらに、米国景気への懸念感や日米の金利差縮小による円高などから8月には株価が急落し、引き続き乱高下している。
・東京都心のオフィスでは、2023年春以降に大量供給があったものの、堅調な需要を背景に空室率は引き続き改善傾向にある。大阪市では足元でわずかに悪化しているものの、周辺地域からの移転など前向きな需要もみられ、横ばい傾向となっている。
・首都圏の新築マンション価格は、2024年前半では前年同期に超高額物件の売り出しがあったこともあり対前年同期比で3年ぶりの下落となったが、東京23区では2年連続で1億円を超えている。
・インバウンドの好調が継続しており、店舗賃料は増加、ホテルの客室稼働も回復傾向にあり、国内不動産市況へ大きく寄与している。
レポート執筆者
石井 健太朗
大和不動産鑑定株式会社
リサーチ&マーケティング部