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「建築コストの動向」を公表いたしました

「建築コストの動向」を公表いたしました。

 

【サマリー】

・建築コストの上昇が続いている。2023年12月に建設デフレーター「建築総合」指数は2019年1月比で約2割の上昇となっており、

 建築着工統計の工事予定額単価は同4割の上昇だった。

・ドル円レートとの相関が高い建設資材価格指数も同様に大きく上昇している。

・建設業の人手不足から建設労働者の賃金・労務単価は上昇が続いている。2023年の現金給与額は2000年比で、全産業は7%減だが、

 建設業では13%増となった。

・今後も人口減少・高齢化が続くため、これまでのままでは建設業就業者の人手不足がさらに進む可能性が高く、建設投資需要の増加

 と供給不足からも建築費の上昇圧力は続きそうだ。

 

 

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レポート執筆者

竹内 一雅
大和不動産鑑定株式会社
主席研究員