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「不動産市況レポート2022年Q3期」を公表いたしました
「不動産市況レポート2022年Q3期」を公表いたしました。
【サマリー】
・2022年前半も、2021年に続き、不動産鑑定問合せ件数・回数はコロナ前を上回る水準で推移した。不動産に対する投資意欲は、
レジデンスや物流施設を中心に高水準で継続している。
・2022年3月頃から円安が急加速した。7月には感染拡大第7波により、新型コロナウイルスの新規陽性者数(単日)が過去最多を
更新した。
・オフィスは、空室率の上昇傾向が東京で継続しているが、空室床の消化が進む札幌と仙台では空室率が緩やかに低下した。東京
都心5区の募集賃料は緩やかな下落傾向がみられる。
・首都圏・近畿圏ともに、2022年前半の新築マンション初月契約率は70%を上回る月が多く、概ね好調であった。価格は、東京23
区で上昇傾向にあり、大阪市部や大阪府下も㎡単価は上昇した。
・Eコマース市場拡大等によって宅配便個数は前年比増を続けており、物流施設への需要及び供給は比較的高水準で推移しているが、
空室率は上昇傾向にある。
・2022年6月の国内宿泊者数はコロナ前の75%程度であり、日本人宿泊者数もコロナ前水準に届いていない。2022年の客室稼働率は、
2月を底として6月まで概ね回復傾向にある。
レポート執筆者
風間 光太
大和不動産鑑定株式会社
リサーチ&マーケティング室