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「不動産市況レポート2022年Q1期」を公表いたしました

「不動産市況レポート2022年Q1期」を公表いたしました。

 

【サマリー】

・2021 年は年間を通じ、不動産鑑定問合せ件数・回数はコロナ前を概ね上回る水準で推移した。不動産に対する投資意欲は、

 現在も衰えず高水準で継続している。

・2021 年末からのオミクロン株を中心とする感染拡大により、新規陽性者数(単日)は2022 年1 月に入り過去最多を更新した。

 今後は、感染力及び症状の重篤度に応じた各種政策が必要である。

・オフィスは、空室率の上昇傾向が若干弱まるものの継続した。2021 年における大規模ビルの募集賃料は東京都心5 区で年間を

 通じて下落傾向にあったが、福岡や札幌では上昇傾向がみられた。

・2021 年の首都圏の新築マンション発売戸数は、2 年ぶりに3 万戸を回復し、契約率も比較的好調が続いた。価格は、首都圏・

 近畿圏ともに、東京23 区や大阪市といった都心部で上昇が目立つ。

・物販系の消費者向け電子商取引市場の拡大が続き、物流施設への需要は堅調で、供給も過去最大規模に達している。

・東京五輪・パラリンピックが原則無観客での開催だった影響等もあり、国内宿泊者数は未だコロナ前水準まで回復しておらず、

 2021 年12 月は感染拡大以前の84%程度である。

 

 

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レポート執筆者

風間 光太
大和不動産鑑定株式会社
リサーチ&マーケティング室