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「東京都区部における持ち家世帯の居住状況 2023年住宅・土地統計調査(確報)その①」を公表いたしました
「東京都区部における持ち家世帯の居住状況 2023年住宅・土地統計調査(確報)その①」を公表いたしました。
【サマリー】
・住宅・土地統計調査(2023年確報)をもとに東京都区部持ち家世帯の居住状況を整理した。
・都区部では、持ち家数が増加する一方で、持ち家率は2013年以降に低下している。持ち家の増加よりも借家の増加が多いためだ。持ち家の中では11階建て以上の共同住宅の増加が顕著だ。持ち家に占める共同住宅の比率は56%だが、2021年以降の築浅物件では52%と一戸建て比率が上昇。
・世帯主年齢30~50歳代(持ち家一次取得層)では持ち家率が低下。不動産価格高騰などが影響か。
・2018~23年の持ち家+9.7万世帯の内、総世帯数増減要因+13.3万世帯、持ち家率要因-3.6万世帯。
・住宅を取り巻く環境(住宅価格、金利、建築コスト)や人口構造(人口減・少子高齢化、単独世帯化、外国人増加)の大幅な変化が続く可能性が高く、居住選択への影響には注視が必要だろう。
レポート執筆者
竹内 一雅
大和不動産鑑定株式会社
主席研究員