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REPORT
「都区部における外国人人口の増加」を公表いたしました
「都区部における外国人人口の増加」を公表いたしました。
【サマリー】
・東京都区部では2022年から人口が増加しており、その8割以上が外国人による人口増だった。
・2023~24年の2年間の都区部の人口増加数は16万人で、このうち中国出身者が4.6万人と日本人の増加数(4.1万人)を上回った。
・2023~24年に、23区のすべての区で外国人人口は増加。区別に外国人人口が最も多いのは新宿区で、次いで江戸川区である。新宿区、
江戸川区と、(日本人を含めた)総人口に占める外国人比率が新宿区に次いで高い豊島区の3区では、2023~24年に日本人人口が減少
している。
・外国人は若年層(20~30代)の人口が極端に多く、日本人の人口構成と大きく異なっている。2025年初時点で、都区部の外国人人口比
率は6%だが、20~24歳の外国人比率は都区部で15%に達し、特に豊島区と新宿区の2区では20歳代前半の人口の4割弱が外国人となっ
ている。
・国籍・地域別には、中国出身者の人口が23区すべてで最多となっているが、人口の増加数をみると、例えばインド出身者が江戸川区で
急増するなど、区別に出身地別の差(集中)がみられる。
レポート執筆者
竹内 一雅
大和不動産鑑定株式会社
主席研究員